水子供養・各種祈願 - 横浜・上大岡の小さなお寺 - 佛願寺横浜別院
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◎『写経会』のご案内
来る7月1日(日)に「写経会」を開催いたします。
※詳しくは写経会のお知らせをご確認ください。
◆6月供養月参りのお知らせ
6月の供養月参りは、下記日程で行ないます。
9日(土)は14時、10日(日)と11日(月)は11時からです。
詳しくは行事予定もしくは月参りをご参照ください。
仏教説話
今回(5月)のお話は『サルの橋』です。
昔、ヒマラヤ山の近くの森に
500匹の仲間を連れた、サルの王様がいました。
近くに深い谷があって
その谷には、おいしいマンゴーの樹がたくさんありました。
「みんな、気をつけるんだぞ。
マンゴーの実を川に落としてはいけない。
もし人間たちがこれを食べたら、大変なことになる。」
サル王は、いつも仲間に注意していました。
マンゴーの実は甘く、そして香り高く
一度食べると、忘れることのできない味だったからです。
しかし、心配していたことが起こりました。
仲間の誰かが、知らない間にマンゴーの実をひとつ、
川に落としてしまったのです。
マンゴーの実は、流れに乗って街まで流れてゆき
お城の王様に届けられました。
それを食べた王様は言いました。
「このおいしい実を探すのだ。」
たくさんの家来を連れた王様が
マンゴーの樹の森までやって来ました。
そこでは、いつものようにサルたちが、
何も知らずにマンゴーの実を食べていたのです。
「サルたちに食べさせるなんて、ぜいたくだ。
あいつらをやっつけて、あの実を奪うのだ。」
王様は、家来たちに命令しました。
それを知ったサル王は
谷を越えて、向こうの山に逃げようと考えました。
しかし、谷を越える橋がありません。
サル王は言いました。
「すぐに、藤づるを集めるのだ。」
サルたちは、あちこちから藤づるを集めてきて
それを長く一本につなぎました。
サル王は、その片ほうを自分のからだに巻きつけ、
「これを、向こうの木にくくりつけるから、
みんなは、これを渡って逃げるんだぞ。」
そう言うと、まるで鳥のように
谷に突き出た岩を力強く蹴って、飛び出しました。
谷を飛んだサル王は、一本の木の枝を
しっかりと握りました。
ところが、少しも動けません。
藤づるが短かったのです。
サル王は、後ろを振り返って叫びました。
「さあ、はやく渡るのだ!」
サルたちは、急いで渡り始めました。
しかし、木の枝を握ったサル王の指は
だんだん痺れてきて、離れそうになりました。
「はやく、はやく・・・・・・」
目をつむったまま、サル王は心の中で叫びました。
王様と家来たちは、
その様子を黙って見つめていました。
500匹の仲間が、すっかり渡り終えると同時に、
サル王の指は木の枝を離れ、
そのからだは、谷底めがけて落ちてゆきました。
「すぐ、サルを助けるのだ」
王様は家来に言いました。
500匹のサルたちは、
自分たちの王様が助けられるのを
息を詰めて、見つめています。
「すまなかった・・・」
王様は胸を熱くしながら
そっと、目頭をおぬぐいになりました。